AMIEの人　DECOR 岩戸友希

入社5年目ということですが、美容師を目指したきっかけは？

子供のころから美容師になりたいとずっと思っていました。たぶん幼稚園生くらいから。きっかけはよく覚えていないのですが、母が私の髪を結ってくれながら「お母さんは美容師になりたかったのよね」。という言葉をどこかで覚えていて、じゃあ私が代わりになろうという感じで。美容師がどんな仕事をするのかもよくわかっていなかったと思うんですけど。小学生の時に埋めたタイムカプセルにも、未来の自分に向けて「ちゃんと美容師になれてますか？」って書いていたくらい、なることは自分の中で決まってましたね。

すごい！
最近、小さい頃からの夢を叶えた人ってあまり出会わなくて。アミーコーポレーションに決めた理由はあったんですか？

専門学校生の時からDECORにお客さんとして通っていました。そのときは就職まで考えていた訳ではないのですが、いざ勤めることが目前に迫った時、DECORしかないなと思ってアミーコーポレーションに応募しました。

岩戸さんは個性的なスタイルを得意としていますよね。例えばカラーリングにしてもブルーやイエローを使っていたり、コンテストに出す作品もいい意味で奇をてらうというか。岩戸さんの作品ってわかりやすいと思うのですが、そのインスピレーションってどこから湧いてきているのでしょう。

お客様から影響を受けることがすごく多いです。自分のお客様はおしゃれが好きだったり、個性的なスタイルが得意な人が多い。そんな人たちからインスピレーションをもらっています。自分自身、昔からファッションに自信があったわけでもないし、美容というジャンルにすごく興味があったわけでもなかったんです。でも美容師を目指す過程や仕事を通しておしゃれな人に会ったり、勉強したりして、たくさん影響を受けました。

岩戸さんはニューヨークで3カ月間研修されてきましたよね。どうでしたか？

とても刺激的でした。当たり前なんですけど、現地の人達の感覚も髪質も日本とは全く違うんですよね。そういうのを短い期間ではあったけれども、実際に住んで肌で感じ、間近で見られたことは本当によかったと思っています。もともと語学ができて行ったわけではないので不安はありましたが、行ってみたら語学は何とかなるもんだなと思えましたし。それより得られるものがたくさんありましたね。例えば、私の研修した美容室は2店舗あったんですけど、それぞれに来るお客様の層が違って、好まれるスタイルも全く違うんですよね。もちろん日本でも地域によって違いはあるのですが、その違いにもニューヨークならでは違いがあって面白かったです。

私にとってニューヨークでの経験はすごく糧になったのと同時に、3カ月間お店を休むことに快く送り出してくれたスタッフの存在はすごく大きかったんです。ニューヨークに行きたいということも自分で決めて会社に相談したのですが、3カ月間1人スタッフがいないというのは会社やお店に穴を空けてしまいます。それを「いってらっしゃい」と背中を押してもらえたのは、とても心強かったですね。お客様にも行ってきますの挨拶や、ニューヨークからお手紙を書いたんですけど、それに対してお返事をもらったんですよね。そういったスタッフやお客様の支えというものを改めて感じて、感謝とこの人たちをもっともっと大切にしたいと思いました。

すごくいい経験をされたんですね。自分を俯瞰で見ないと気が付けない事って多い。現地での経験だけでなく、自分のことも見つめられて、とても大切な時間を過ごしたんだなというのが伝わってきます。これからどんな美容師になっていきたいですか？

今は経験したことをどう返せるか、それが自分の中での課題ですかね。焦ったり、悩んだりもしますが、とにかく目の前に来てくださったお客様を、今一番かわいい！と言える状態にしたい。どんな美容師になりたいか、言葉で表現するのはなかなか難しいんですが、内に沸く熱を最大限にしてお返ししたい、そんな気持ちです。そして、DECORというお店がすごく好きなので、これからもっと盛り上げていきたいですし、後輩たちにも楽しく働いている姿を見せていきたいです。