美容室のヘアカラーと市販のカラーは何が違うの？20代 女性 OL

前から美容師さんに聞きたかったことなんですけど、市販のカラー剤と美容室のカラー剤は何が違うのでしょうか？やっぱり美容室のカラー剤のほうが、良い成分が使用されているのでしょうか？

この前、美容学校の生徒さんからも同じ質問がありました☆
市販のカラー剤も美容室のカラー剤も、内容成分はというのは、実はそんなに変わらないんです。

え！そうなんですか？！
やっぱりプロの美容師さんが使うカラー剤の方が強いんですか？
やっぱりプロが使うものってそれなりに難しそうだから…

そう思いますよね！でも普通に髪を明るくしたり、暗くしたりするカラーも、アッシュやピンクの色を入れるヘアカラーも、白髪染めでも、ドラッグストアとかで販売しているヘアカラー剤は、誰でも簡単に染めることが出来るように作られているんですよ！
ここで1番聞き逃せないのが、(誰でも)というところになってきます。

うわぁ〜。つまり美容師さん以外の私たちってことですよね。誰でも染めることが出来るってことは、便利なように聞こえるけど、それだけ強力な薬剤が入ってるってことなんですか？(^_^;)

そこまで強力な薬剤ってわけでもないですが、強いことは確かですよね。でも自分で染めると後ろとか見えないからしっかり染まらなかったり、根元だけ明るくなってしまったり、ムラだらけになるケースをよく聞きます。
あと、時間を長く置けばしっかり染まると勘違いして箱に記載されてる時間の倍以上放置する人もいるそうですが、あれは絶対やめたほうがいいと思います。

え！そうなんですか！？
しっかりキレイに染まるイメージでした(･･;)
じゃあ記載されている時間以上放置するとどうなるんですか？

簡単に説明すると、カラーの薬剤は1剤と2液のこれらの2つを調合(かき混ぜる)して作られます。
この混ぜた瞬間から、この薬剤の寿命は約30〜35分。
※それ以上の放置時間は、ほぼ無意味。
ダメージ蓄積タイムみたいな時間ですね。
中には例外の場合もありますが。
そしたら急いでカラー塗布するしかないですよね？？
僕ら美容師はそこまで計算してカラーをスピーディーかつ、ムラなく丁寧に塗布してます。
そして人は髪質がそれぞれ異なるので、僕ら美容師はお客様1人ひとりの髪質や肌色を診断してヘアカラーを似合う色を提案、施術。
そして少しでも髪がダメージしないようにトリートメントでケアしながらカラーしているんですよ☆

そうですよね。確かに。
みんな髪質が違うから同じ薬剤使っても同じ色になるはずないですよね…(･･;)
こんな単純なことだけど想像もつかなかったでした！
美容師さんたちって本当にすごいですねー！やっぱりヘアカラーは美容室でした方が絶対良いですね！いろいろ教えてもらってありがとうございました。