salon interview – grand jete the salon –

日本家屋を完全にヘアサロンにしているというのは贅沢ですよね。
市街地ではこういった物件がなかなか見つからないのが現状だと思います。

もともと和菓子屋さんだったところを改装しています。
和と洋のテイストが違和感なく混ざり合ってとても落ち着く空間だとご好評いただいています。

資生堂とタッグを組んだサロンですが、具体的にはどんな提案をしていますか？

「ベストマッチング」という言葉を使っているのですが、お客様の要望を伺いつつ、お顔のバランスを分析して、その人が持つ魅力を最大限に引き出すことを提案しています。
例えば一言に「クール」と言っても、いろいろなクールさってありますよね？お客様の思うクールとスタイリストの思うそれは結構違ったりする。言葉の表現では曖昧過ぎてなかなか伝わりにくいところを目、鼻、口の配置バランス、輪郭などを加味した様々な角度からの分析により明確にし、提案していく、そんな感じです。

確かに自分ではこうなりたいと思って伝えてみても、実際やってみると「あれっ？」思うこと、よくあります。理論的に伝えてもらえると納得できるし、その上で提案されたことにチャレンジすると新しい自分を発見できるかもしれない。ワクワクしますよね。

場所柄的にお客様は大人の女性が多く、美容情報も良くご存知。そういった方々にもご満足いただける様、理論に基づく提案をし、いっしょに発見していけたらうれしいです。

grand jeteは子育て中のスタッフが多いですね。「女性の活躍」の裏には苦労もあるかと思います。どのように気を配っていますか？

3名が育休から復帰して働いています。
それぞれキャリアは違いますが、まずはその人の働き方を明確にすることが大切だと思います。
復帰するタイミングに会社と取り決めた働き方を全員に伝達し、他のスタッフがそれを受け入れる。そうすると子供の用で急に出なくてはいけなくなっても、フォローする体制が自然に出来てきました。
時間外に発生した事も店長である自分が責任を持って伝えています。伝達ミスが起こりやすくなってきますので細かいコミュニケーションが欠かせません。

grand jeteの魅力はどんなところでしょう？

等身大の美の提案ですかね。女性の美しさって若いとか色白とかプロトタイプに左右されがち。
そうではなく、その人の持つ美しさを最大限に引き出すことを目標としています。そのためには髪型だけでなく、眉、リップ、チークの色、メイクの方法もトータルで提案する。技術的な訓練だけでなく、それぞれの人に似合うものを探す観察力も磨いています。

また、イベントを通してgrand jeteの魅力を発信することもあります。
例えばHappy Sundayという企画では、
いつもご利用くださっているお客様を招待して、アレンジとメイクを無料でさせていただきました。
いつもと違うメニューで新しい自分に気づき、喜んでいただく。
そうやって一緒に「美」を楽しんでいくことも大切にしています。